ドイツのおもちゃメーカーDusyma(デュシマ社)のフレーベルの理念に基づいたロングセラーの積み木シリーズ。
1995年に新たに開発されて発表された「半球積木」は、フレーベル積木やウール・レンガ積木と組み合わせて遊ぶと、積み木遊びの幅がさらに広がります。
「半球積木」は、約1.65×3.3×6.6cmのレンガ型が基本となった『スティック型・三角柱・アーチ型』と、直径3.3cmの『球と半球』の構成になっています。
「半球積木」を使って建造物を作ると、西洋建築デザインのお城なども作れます。
こちらの積み木は面取りがなされていません。
デュシマ社は創業以来、子どものおもちゃの原点はフレーベルにありと考え、フレーベルの理念に基づく様々なおもちゃを作ってきました。
なかでもこの積み木シリーズは、フレーベルの理念に基づくおもちゃの基本のアイテムになっています。
フレーベルの理念では、基尺に関連する寸法で統一することで、色々な形の組み合わせができて、その中から子ども達が統一性と多様性を発見できるように工夫がされています。ですから、『きちんと合う』という事が大切にされています。
デュシマ社の積み木は、堅く重いブナ材をしっかりと乾燥させて作られていますので、非常に丈夫で長い年月が経っても形が変わりにくく、寸法も狂いにくいのが特徴です。面取りも最小限に抑えています。
積み木の基尺は約3.3cm。一番小さな積み木を3個並べると10cmになるように作られています。
これは、デュシマ社が子ども達に遊ばせて実験を重ねた結果、子どもの手の大きさに一番適した基尺であると自信を持って説明しています。
積み木は、お子様の成長に合わせて、遊ぶことができるおもちゃです。
はじめは、横に並べて遊ぶ。次に、積み上げて遊ぶ。そして、建物等の造形物を作って遊ぶ。
同じ遊びでも、積み木の数を増やすと、遊びの難易度も高いものへと変わります。
遊び方を教えなくとも、子ども達は自らこの積み木を使って、多くの遊びを創造してくれるでしょう。
フレーベル積木は、ドイツだけでなく、日本の保育の現場にも広く普及している積み木です。
木箱を積み上げて移動もできる収納に便利なデュシマ社の積み木用のキャスターもございます。
■フリードリヒ・フレーベル(1782〜1852年)
ドイツの教育学者。「幼稚園」、ドイツ語では「Kindergarten(キンダーガルテン)」という言葉はフレーベル氏が作った造語です。
フレーベル氏は、幼児教育の基礎となる形を作り上げました。
お外で遊んだり、体を動かしながらお歌を歌ったり、現在の幼稚園も、フレーベル氏の思想を基にしているものが多いと言われています。
また、フレーベル氏は子ども達の表現力や思考力を育てる「神様からの贈り物(恩物)」と称した遊具も考案しました。
▲Dusyma(デュシマ社)の積み木シリーズはコチラです。
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Dusyma(デュシマ社)
Dusyma(デュシマ社)は、1925年にKurt Schiffler(クルト・シフラー)氏によって創業されたドイツの玩具・家具メーカーです。
創業者クルト・シフラー氏は、フレーベル理論やゲーテの色彩論に強い関心を寄せ、数や形、色彩を自然に学ぶ事ができるおもちゃを考案すると同時に、伝統的な技術を改良した量産の新しい技術の開発も手掛けました。
デュシマ社の伝統的手法に基づく独自の技術によって製造されたおもちゃは、ドイツだけでなくヨーロッパ中で優れたものとして認知されています。
デュシマ社のシンプルで堅牢なデザインのおもちゃは、良質のドイツの木材を加工して製造されています。
1981年に、老齢の為クルト・シフラー氏は引退し、2代目のKurt Schiffler(クルト・シフラー)さんに経営が引き継がれました。
クルト・シフラーさんは、幼稚園の先生の体験や母である女性の感性を生かし、デュシマ社を時代の変化に対応した玩具メーカーへ飛躍させました。
東西ドイツの統一に素早く対応し、おもちゃの発祥地といわれるエルツ山地のザイフェンに合弁会社を設立。東西ドイツ統一の後、急激に拡がった幼稚園家具の需要に対応し、幼稚園などへの大手販売会社としても成長しました。
現在では、ザイフェンの工場でおもちゃ作りのほとんどを行い、本社の工場では幼稚園用家具の製作を行っています。
幼稚園用家具の老舗メーカーでもあるデュシマ社の家具はブナ材と合板を巧みに組み合わせた堅牢な作りと、シンプルで美しいデザインでヨーロッパの幼稚園に広く普及しています。
創業以来の物作りの揺るぎない信念が感じられるシンプルで堅牢なデザインの製品は、日本の幼稚園にも普及しています。