出産祝いやハーフバースデイ、男の子・女の子の誕生日プレゼント、クリスマスプレゼントにおすすめの、日本の知育絵本の草分け、とだこうしろうの絵本シリーズです。
日本の名作を重厚な油絵で描いた、戸田幸四郎の名作絵本シリーズ。
太宰治の名作の世界が、見事に描かれています。
有名な物語の出だしの一文「メロスは激怒した」から始まります。
太宰の切れ味鋭い文体、余分なものを極限まで削ぎ落とした文体は、戸田幸四郎のシンプルで力強い絵との相性は抜群です。
友のために命を懸けて走り続けるメロス。
「走れ!走れ!速く!」沈む夕日に向かって走る場面で、文も絵も最高潮に達します。
力強い油絵と手に汗にぎる展開は、読む者をぐいぐいと引き込んでいきます。
何度読んでもおもしろく、気持ちのいい名作。友情の美しさ、信頼の尊さが爽やかに伝わります。大人になっても時々は読み返したい、さすが、名作です。
◆戸田デザイン研究室について
戸田デザイン研究室の作品は、とだこうしろう(1931−2011)と戸田やすし(1962−)の2人が制作を手がけています。
とだこうしろうにより制作され代表作『あいうえおえほん』は、絵はもちろん、ひらがなまで全てをデザインし、累計100万部を超え、日本の知育絵本の草分けと評されている名作絵本です。
知育絵本にデザインの美しさ・楽しさを取り入れた、とだこうしろう。
父・とだこうしろうの感性を受け継ぎながら、より自由で新しいモノ作りを行う、戸田やすし。
どちらも、「手に取る人がワクワクし感性を豊かにするようなモノを届けたい」という考えから、とにかく丁寧な作り方を大切にしています。
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